本当のところは解らないがとりあえず唱えてみる。
あくまで一つの見解としてなので
叩きたい一心といったものでは無い事をご理解戴きたい。
またさらなる見解が戴ければ幸いである。
御氏の言う通り
一年以上プレイした人が手にする財産を、
一瞬にして新規プレイヤーでも持つことが出来る行為は、
真面目にプレイしている人から見れば
反則とも言うべき裏技的行為であるし、
RPGをエンディングから見るように、
苦労をせずにいきなり強くなることは
楽しみを半減させているとも言える。
とある。
まさにこの通りの発想が一般プレイヤーに普及している。
要するに「裏口入学」というわけだ。
違いは法律で罰せられるか否かの違いだけで
結局のところ「罪にならないからやる」といった
安直な発想が出回るのだが。
では何の為の規約なのか、という事を問うても
「破るための規約だ」といった
何を言っているのか解らない人外の言葉を発する。
ただ氏の言葉に異論を唱えるとするならば
低レベルのギルドメンバーに
高LVのギルドメンバーやギルドマスターが
装備をプレゼントすることも似たようなものであるから、
この点においては、
知り合いから貰うか他人から買うかの違いでしかない。
どうだろうか。
果たしてそうなのか。
私はそうは思っていない。
知り合い同士の渡しあいとRMTの根本的な違いは
『行為目的になるかならないか』
例えば知り合いからアイテムを貰う場合、
『その為だけにアイテム捻出の狩り等をするか』
突き詰めれば
『友達/知り合いだけの為に必死に毎日に稼ぎ出すか』
余剰な財産から渡す事、時々一緒に欲しい物を捻出しよう、
こういった行為に関してはままあるのは確かだ。
それが『ギルドとしての機能』でもあり
知り合い同士集まる醍醐味でもある。
だが毎日毎日同じ行為に勤しむのかと言われれば
答えは否。
あくまで余剰な時間、余剰な財産があってこそ出来る行為であり
「無い袖は振れない」のである。
しかしながら他人からRMTを介して買取る場合はどうだろうか。
そこにゲーム内通貨以外の『外貨(円等も含む)』が
発生しているのは言うまでもない。
その場合『ギルドとしての特性・機能』の枠からはみ出て、
『行為目的(要するに金稼ぎの為に稼ぐ)』
そのものに成り下がってしまう。
特に最近は中国人の集団によるRMT市場への参入行為が
A○等を中心に盛んになっている。
GMや運営会社も特に規制する様子もなく
(目に見えていないだけだろうがそれでも見えない)
中国人を雇う日本人まで発生する始末。
RMTは言ってしまえば換金行為。
それが犯罪行為だと理解出来ているのかいないのか。
税金問題や若年層の問題、そして外国人の外貨獲得行為。
これら全て実際問題突き詰める必要性が高いと思われる。
貰った装備を強くなったら初心者に還元したり返却することは、
RMTにおいては最初に市場から調達し、
強くなったらまた市場に売りに出せば、
通貨を借りているのと同じ行為である。
間違っていなくもないが。
それはあくまで
『前提条件としてRMTがある』場合のみであり
前提条件として無い場合には相当しない。
何故ならば
1.最初にRMTを使わずゲームとして始めた人達の存在
2.禁止項目として該当している事実
3.著しくユーザーの通常プレイを脅かすBOT/マクロの存在
これら複数項目により認められない、
もしくは認めようがないのではないのだろうか。
そして前提条件として存在しないならば
市場として回転させる事も意味を為さない。
難しい事だがやはり断固拒否する気負いが無ければ
ゲームが食い物にされる事は変わらない。
少なくとも私は初心者と一緒にモンスターを狩ることはあっても装備を貸すことはありません。
何故なら先ほどの引用部分にある「苦労をせずにいきなり強くなることは 楽しみを半減させているとも言える。」
との部分で述べた通りであり、
また、接続時間も少なく、知り合いのいない、誰からも調達できないプレイヤーからみると、
ギルドから装備を借りて早く強くなる人は、行為目的に関係なく裏口入学のような行為であると感じるでしょう。
その点において市場から調達する事も、ギルド員から借りるまたは貰う事も変わらないのではと考えます。
「難しい事だがやはり断固拒否する気負いが無ければゲームが食い物にされる事は変わらない。」
運営会社に改善を求め続けるのはもちろんの事、それでも運営が徹底的に対処しないならば、ユーザーがRMTを断固拒否して買わないようにするしかRMTは無くならないだろうと思います。
ギルド、もしくは知り合いの集まりを通じてアイテムの相互利用、要するに武器防具アイテム資金の賃借や提供はコミュニティの一環として考えれば至極当然の結果(そこまで信頼関係を築きあげた結果)として存在する。しかしながら最近ではそういった知り合いが出来た結果、この結果の部分ばかり求めて(安直にキャラクターの成長だけを望んで)行動部分が無くなってしまっているのも事実で。
その暗部を見つめると「裏口入学」が妥当な言葉になってしまう。
しかしながら本来はこういった物資の賃借は先の通り行動の後の結果に『付随』しているものであり、直接関与しようとするRMTとは一線を画しているはずなのだが・・・。
成熟したゲーム世界に成熟出来ていないユーザーが纏わりつく姿を考えればこういった理想的な言葉がうわ言のように聞こえてしまうのも無理はないと思われる。
俗に言う『不買運動』という事でこれが一番効果的なのも全て承知しているものの、『さも一般のユーザーがRMTに荷担しているかのような』心情にさせ、こういった議論まで発生させてくれる運営側の対応というのはいささか呆れて物が言えない。